納骨堂 新設工事
神山のお寺の住職さんより、納骨堂を造りたいとご依頼がありました。納骨のスペースが足りなくなってしまい、新しくお骨を納める場所を造りたいご要望でした。
工事内容:お寺に母屋の裏側を利用して納骨堂を造ります。元ある屋根はそのままに、柱などは新しくして丈夫な建物にしていきます。
105角の桧(ひのき)の柱を建てて、土台には150X105の梁(はり)を使用しています。
母屋の強度が弱そうなので、束を半間(はんげん)おきに入れて強度を強化しています。
断熱材にロックウールを使用しています。防水シートもしっかりと使用しています。
こだわりのポイントは、外壁用の木材(杉板)を使用して重ね張りをしているところです。杉板1枚1枚、丁寧に張っていきます。水切れがいいので長持ちします。
杉板には、トップコートを塗装しています。クリア色なので木材の色はそのままに、防カビ、防藻、防腐効果もあり水もはじきます。紫外線カットの効果もあります。
窓と入り口のドアは、YKK AP製のフレミングJサッシと店舗ドア7TDを使用しました。
店舗ドアは、バーハンドルにしたことで開け閉めが楽にできます。
窓の室内側には内障子も設置します。和風の障子が入るので和室のような落ち着いた印象になると思います。
室内も木を縦張りにして、お寺の和風の雰囲気を作っています。
木ばかりだと圧迫感があるので、上部の部分だけクロスを貼ることにしました。上下で素材の違う壁にすることで、一段とオシャレになっていきます!
天井にも桟をいれて、その間にダウンライトを埋め込んでいきます。
壁のクロスは、落ち着いた薄い緑の和風のクロスにしました。天井もクロスを貼っています。クロスは和風のクロスもあるので和室の雰囲気を作れます。
今回のこだわりポイントの1つ、天然木の特注カウンター台です。厚みもあって、しっかりとしたカウンターです。最初の打ち合わせでは、片面だけの設置の予定でしたが、住職さんの希望で奥側にもカウンターを増設しました。
お骨を納めて手を合わせた時に、丁度いい高さになるようにしています。
最後に内障子を入れて完成です!
住職さんをはじめ、役員の方々に完成後に見に来ていただき絶賛いただきました。喜んでいただけて良かったです(^^)/
別箇所の手すりの工事など追加工事の依頼を受けました。頼りにしてくださるので嬉しいかぎりです。